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ナカノヒト

column016

インキ装置(着肉装置)


印刷機の中で、インキを練り合わすローラが多数組み合わされた部分をインキ装置といいます。

インキ装置は、“インキング”すなわちインキを版へ供給する役目を果たすところで、凹版、グラビア、フレキソ印刷以外は、ほぼ似た構造になっています。 平版オフセット印刷機では、数多くのローラがピラミッドのように積み重なって配置されています。 ユニット型の多色印刷機の場合は、この装置がユニットごとに版胴と接するように取り付けられています。この多数のローラの組み合わせは、カラー印刷物を作るときに、インキの濃度を一定にするために重要なはたらきをしています。

インキ装置の基本的な構成

インキをためておくインキつぼとインキ元ローラ(インキ出しローラ)(インキつぼローラ)、インキを練りローラへ運ぶ呼び出しローラ(インキ移しローラ)、印刷時にインキの濃度変化を最小限に保ち、インキ自体の流動性を保つはたらきをするインキ練りローラ、一定の幅で左右に往復してインキを配分する役目の往復ローラ(横振りローラ)、インキを最後に版の画線部にむらなく着けるインキ着けローラなどがあります。インキの練りや転移性を考えて、金ローラとゴムローラが交互に配置されています。

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